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腹の立つ爺さん(思い出の中のジジイ)

大昔・・・30年ぐらい前の事である。

有る昼下がり、近所の歩道を歩いていた。

車道から急に目の前の歩道と車道を分ける分離帯の間から125CCが歩道に飛び込んできた。

車道には、その後ろを大型トラックが迫っていた。

追い越しざまに、トラックの窓から、「バカ野郎―」と罵声が・・・・、

飛び込まれたのは、目の前、ほんの50センチぐらい前の様な感覚の位置であった。

もう少し早く歩いていたら歩道でバイクに轢かれるところだった。

当然の様に、「あぶねえだろう、こん畜生」と云った。

すると、歳の頃なら60ぐらいのジジイが降りてきて、

顔が赤い・・・酒臭い・・・

胸ぐらつかんで、「なんだ小僧」ときた。

こちっちは、習ったばかりの逮捕術の要領で腕をねじ上げた。

通過したトラック・・というかダンプが急停車。

ハザード着けて停車しておりてきた

おっさん…じゃなくて・・・豊満なおばさんが、・・・。

おばさん

「この野郎あぶねぇえだろうが」と怒鳴ながら接近

ジジイ、ヘルメットかぶった状態で、もがいている。

「いててえぇ、放せ」

「歩道に飛び込んで来たのは、手前だろう、いきなり胸ぐらつかんで、殴りかかるような野郎は、豚箱にでも入ってろ。」

おばさん・・・・バイクのキー抜いて

「にいちゃん、そいつ寄越しな、絞めてやる。」

と云いながら、持っているスパナを振りながら接近・・・・・

爺さん「なんだ、◎○の上がったばばあぁか、ちょろちょろ、ダンプ転がしてんじゃねぇ。」

おばさん

スパナで、バイクのライト割って、

「さっきから、飛び出してチョロョロ邪魔しやがって、このクソジジィ」

私動けず・・・

爺さん、「放せよ、殺されちまう」

タイミングの悪いことに、巡回中のパトカー・・・・・・

なぜか3人下りて来た(普通2人だろうに・・・)

おばさん逃げない・・・

爺さんもがいている。

警官1「どうした?」

私「この爺さんが、車道から歩道へ急に入り込んで来て、ぶつかりそうになったので注意したら、胸ぐらつかまれて、殴られそうになったので、この様に確保しました。」

 手は背なかでねじ上げている・・・・

警察官2

「殴られたのか?」

「シャツのボタンが取れたのと、首が痛いです」

警察官1

「ちょっと見せて」

見せると

警察官1・2

「暴行か」

私の顔見て

「もしかして、(警察)学校の人?」

私「いいえ、大学生です。

逮捕術は先輩に習いました。」

警官3

「放していいよ」

ジジイ、警察官が見えてないのか、放した途端、振り向きざまに

「このガキ」、といって、殴ろうとして来たが、避けると、ついでに蹴りに来た。

避けながら、逃ける私・・・・

爺さん、警察官1の、体を殴った。

勢いあまって、足も蹴るカタチになった。

警官2、「暴行で緊急逮捕」

ジジイ、再び、腕をねじ上げられて、アスファルトに押し付けらてた・・・

あたりはちょっと騒然・・・・近所に、病院が有ったの爺さんばあさんが・・・ぞろぞろ

応援を呼んだみたいで、パトカーが、サイレン鳴らして来る。

爺さん、ヘルメット脱がされて、ボーゼンと立っている。

すると、30代ぐらいの女性が、

「おとーさん、なにしたの?」と近寄って来た。

どうも、ジイサンの息子の嫁らしい・・・・・

警官1「暴行と傷害の現行犯逮捕です。親族の方ですか?」

女性「はい、主人の父親です。」

ジジイ「余計なことを云うな!」

爺さん、顔が赤い、息もアルコール臭い・・・

警察官1、「おじさん、ちょっとこの線の上(側溝のふたのへり)歩いてくれる。」

ジジィ「なんだとおお・・・」と云いながらふらふらと蛇行しつつ歩く、結構外れた

私の方を見て「この人、バイクに乗っていたんだよね」

「はい」

警察官1「 飲酒運転だなぁ 」

ジジジの息子の嫁「お父さん・・・・」

ジジィ「マーカせておけ、俺は大丈夫だ・・・

応援のパトカーが来た。

爺さん、そのまま手錠掛けられてパトカーの中へ。

酔いは覚めたみたいだ。

路上で、事情調書

ダンプのおばさん、少ししてから事情聴取

どうも、路地から飛び出して、蛇行運転をしていたらしい・・・

ジジィはそのまま警察署へ

その場で、事情を聴かれて、被害届出してねと言われて事情聴取

警察官3

「バイク、ライト割れてるけど、バイクに当てられた?ケガしてない?」

私、「当たってないと思いますけど」

警察官1「診断書もらってきてね」

私「ハイ」

で、後から警察署へ行くことに・・・

爺さんは、傷害罪で告訴

示談するようにジジイの息子頼みに来たので、拒否

2か月後に、ジジイの弁護士から連絡、こちらも顧問弁護士を立って対応

結局、ジイサンの方が、いくばくかの賠償金を支払い、バイクには乗らないと誓約書を提出させた。

そのジジイは、最近まで生きていた(w)

時々、道路端に、車輪付きの椅子?に座って、ぼーと何かを見ていた。

元気だったジジイは萎(しお)れて、目は虚ろ、ステッキを持つ手もプルプル震えていた。

このジイサンが、危ない(死にそうだ)と気が付いたのは、駐車場で貸していた土地にいきなりアパートの建設が始まり、11月の終わりにかけて始まり、1月29に完成していた。

で、ジイサンは、1月の中旬に死亡した。

完成引き渡しが済む前に死んだ。

ちなみにその年の12月31日で、相続税法が変更になった。

ジイサンの財産の負債は増やせずに終わったので、鼻で笑ってやった。

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