« ルノー、日産、三菱自動車のアライアンスは崩壊 その9 | トップページ | ルノー、日産、三菱自動車のアライアンスは崩壊 その11(この項終わり) »

ルノー、日産、三菱自動車のアライアンスは崩壊 その10

http://flattwin.cocolog-nifty.com/blog/2020/06/post-704fec.html

つづき

燃費の問題は、古くは石油危機であるが、ここ20年ぐらいは、COⅹの排出量を問題になってからである。
プリウスが出た頃から、エコロジーの為には燃費の良い車に乗ろうという風潮が出だした。
丁度、その頃から燃費を気にするという風潮が顕著になった。
プリウスが、同じサイズの車と比較して高いという点をやたらと問題視する者がいた。
ただ笑ってしまったのは、ハイブリッドで、節約できるガソリン代の金額と、車の値段の割高な部分(比較する車がなくシステムが違う車の値段を高いと主張する根拠が不明な「割高な部分」)を、比較検討して、何年間、何万キロ走らないと割高な部分を解消できないという論調の話が、反大企業的な左翼系の経済紙に良く書いてあった。
この見方は、「風が吹けば、桶屋が」的な発想である。
自分は、エコロジーに関心があるよという姿勢を見せることを「是」とする人がその様な価格差を気にするのかという事である。
大体比較検討を、韜晦しているが、同じような車体のガソリン車の値段を100として、プリウスの値段を割高だという論調は、同じようなシステムを組んだ車がなければ、単なるガソリン車と比較するのはそもそも論的におかしいことである。
燃費が問題になってくると、ガソリンの燃焼効率だけで片付くことではないという事に気が付いた。
当然の様に、軽量化が問題になる。
昔から軽量化の第一歩は、エンジン自体を軽くする、これはアルミの大量導入である程度は可能である。
その導入が、限界まで来ると、次は、車体の軽量化を目指すようになった。
(ちょうど、トヨタスポーツの軽量化の検討みたいで面白い、エンジンはアルミの部材を使って最初から軽量化を進めていたが、どうしても車体の重量がクリアできないので、ボデイの部材にアルミを導入して対応した)
当然の様に、アルミ材をいきなり導入するのは、現材料の値段と加工技術上の問題があるので、最初の10年ぐらいは、徐々に鋼板の厚みを減らす、構造を変えるとうの努力をチマチマと行う様になった。
車体の部材をアルミに交換すると劇的に重量を減らすことができる。
単価が高く、補修の対応が難しい(溶接が専用の溶接機を導入する必要がある。)ので、なかなか導入は進んでかなかった。
しかし、アルミや、カーボン素材の導入で、下がった重量が生み出す燃費の良さを売込みに使い、ユーザーのコストパフォーマンスを上げることで、販売台数を稼ぐという戦略は誤っていない。
アルミ、カーボン製品の歩留まりは、悪いが、量産の学習効果で、低下しつつあるという。
また、軽自動車の単価の上昇が、それらの部材の導入を手助けしているという見方もできる。
同時に並行的に、エンジンの軽量化、さらなる燃費の向上を目指している点は忘れてはいけない。
ここ数年の、全社挙げて画期的に車体重量を下げる方策を研究、開発、試験をして、顕著な車体軽量化に成功している。
いすゞ、鈴木自動車の車体の軽量化に対する執念を燃やしている。
彼らは、積極的に新技術、新構造への投資、特許取得を進めている。
それらの中から取捨選択し、採用することで車体の劇的な軽量を実現化に結び付いている。
鈴木自動車は、意外と市中の未来的な技術への投資を積極的に行っている。
愚弟的には、アイデアを実現化させて特許を取得させるという一連の行為を行っている(特許を自分で申請しないのは、使えかなかった場合、特許の登録料を払続けるという愚公を避ける為であろう。)
重量を、10%下げることは、既存の技術でも可能である。
50%近く下げようとした場合は、既存の材質構造の変更では対応できない。
新しい技術、新しい考え(思考方法)を導入しなければ、克服できない。
もしかしたら、日産が持ってないような技術をルノーが、三菱が持っているかもしれない。その逆もあるかもしれない。
そう云った、過去の技術でも今に活きる端緒があるかもしれないと考えれば、アライアンスの枠組みに、技術交流を深める必要があるのではないかと思う。
例えは悪いが、どこかの会社の社員が技術関係の発表を行ったとする。
論文として掲載されたものを、ある会社の社員が読む。
その会社の社員は、この論文内容を製品化したいと考える。
すると、その会社の社員は、論文を書いた者のいる会社に行き、この論文の理論を使って作れる製品をうちの会社は求めている。この論文の方法を進化発展させて現実的な製造に結び付けて欲しい、ついては、協力は惜しまない・・・と来るそうである。その会社では探しきれないような論文を持ってきて、こうすればできるのではないですか?的な対応があるという。そうして、できた製品はちゃんと生産ベースに乗り、とりあえずの利益がでる発注をしていくという。
しかしながら、残念なことに三菱や日産にはそのような発想や、余力はない。
先般も書いたことだが、「トヨタさんが、新型○○で採用した部材をうちでも使いたいので、いくらだったら、トヨタさんと同程度の製品が納入できる?」である。
これは、もう、値段ありきの交渉でしかない。
相手は、トヨタさんと共同開発した製品は、同一のものをそのまま提供できるとは限らないので、用途、使用部署等を聞いても、値段のことしか言わないという。
これでは、サプライヤー方の気分が、萎えるのではないだろうか。

 

すいませんまだ続きます。
一応何もなければ、次回で終わりの予定です。

 

|

« ルノー、日産、三菱自動車のアライアンスは崩壊 その9 | トップページ | ルノー、日産、三菱自動車のアライアンスは崩壊 その11(この項終わり) »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« ルノー、日産、三菱自動車のアライアンスは崩壊 その9 | トップページ | ルノー、日産、三菱自動車のアライアンスは崩壊 その11(この項終わり) »